「試験まであと1〜2ヶ月なのに、やる気が出ない」「過去問の点数が伸びなくて、不安でやめたくなってきた」──そんな直前期の焦りの中にいる、あなたへ。
大丈夫。
実は私も、まったく同じ場所にいた。科目合格をリセットして再挑戦した年、過去問の点数がどうしても上がらず、「自分はもうダメかもしれない」と本気で折れかけていました。
私クラゲは、電験3種に3度落ちながら、2017年にようやく合格しました。だから「直前期に心が折れそう」という気持ちは、痛いほど分かります。
この記事では、同じ道を通ってきた仲間として、私が実際にやった「直前期のメンタルの保ち方」をお伝えします。
- やる気が出ない日に、立て直す具体的な方法
- 「間に合わないかも」の不安が軽くなる2つの事実
- 完璧を手放して、本番まで走り切るための考え方
読み終えるころには、「まだやれるかもしれない」と、少しだけ前を向けていただけると嬉しい。
直前期にやる気が出ない・不安なのは、あなただけじゃない
まず伝えたいのは、これだ。直前期にやる気が出ないのは、あなたの根性が足りないからではありません。
長い期間勉強を続けてくれば、心も体も疲れてくる。本番が近づくほどプレッシャーは増す。点数が伸びなければ不安にもなる。やる気が落ちて当然。
一番つらかったのは、科目合格をリセットして再挑戦した年でした。過去問を解いても点数が思うように上がらない。特に理論科目では、同じところを何度も覚えられず、間違え続けていました。「これだけやっているのに、なぜ受からないんだ」と、自分を責めていた時期です。
だからこそ言える。「やる気が出ない自分」を責めなくていい。
まずは「直前期は誰でも落ちるものだ」と認めること。それだけで、肩の力が少し抜ける。
やる気は「出す」ものじゃない。始めると後からついてくる
やる気が出るのを待っていても、たいてい一日が終わる。私が直前期にたどり着いた結論は、シンプルだ。「やる気が出てから始める」のではなく、「とりあえず始める」。これに尽きる。
私が実践した「5分だけ・1問だけ」ルール
やる気が出ない日でも、「5分だけ」「1問だけ」と決めて、とにかく問題を解き始める。
最初はもちろん、気乗りしない。それでも手を動かしているうちに、「あれ、この公式なんだっけ」「ここはどう考えるんだ」と、分からないこと・考えることに自然と意識が向いていく。
そうなればこっちのものだ。気づけば5分のつもりが30分、1時間と机に向かっていた、ということが何度もありました。
これは「作業興奮」と呼ばれる、れっきとした脳の仕組みだ。やる気は、始める前ではなく、始めた後にやってくる。
例えば、筋トレや部屋の掃除と似ているかも。やる前は面倒だけど、一度始めると止まらなくなるあの感覚。

場所を変えるだけで、集中が戻る
それでも机に向かえない日は、場所を変えてみてほしい。
私はいつも会社で勉強していたが、気分が乗らない日は会議室に移ったり、自宅や図書館を使ったりと、あちこち試してみました。
その結果、自分が一番集中できたのは「カフェ」でした。
ほどよい雑音と、人の目がある緊張感。家だとダラけてしまう私には、カフェの環境が合っていたのだと思う。
ちなみに私クラゲは生粋の朝型なので、朝早めに出社して、始業前に会社で1時間ほど勉強する時間を確保していました。頭がすっきりしている朝は、同じ1時間でも進みが違う。
自分が朝型なのか夜型なのか、集中できる場所はどこか。それを知っておくだけで、直前期の踏ん張りがきく。
- まず「5分だけ・1問だけ」解き始める
- それでもダメなら「場所を変える」(カフェ・図書館・別の部屋)
- 頭が冴える「朝の時間」に勉強を回す
「間に合わないかも」の不安が軽くなる2つの事実
直前期の不安の正体は、たいてい「完璧にできていない」という思い込みだ。ここで、その不安をぐっと軽くしてくれる2つの事実を伝えたい。
満点はいらない。合格基準は各科目60点(6割)
電験3種の合格基準は、各科目100点満点中60点が目安だ。つまり、4割は間違えてもいい。
これは大きい。「全部を完璧に理解しなきゃ」と思うと苦しいが、「6割取れればいい」と考えれば、ぐっと気が楽になる。
難しい問題、見たことのない問題は、思い切って捨てていい。みんなが解ける基本問題を確実に拾えば、6割は十分に狙える。
落ちても終わりじゃない。科目合格制度という逃げ道

「科目合格制度」は存分に活用しました。
電験3種は4科目(理論・電力・機械・法規)あるが、合格した科目は、3年間免除されるので、全科目を目指さず目標科目以外は気楽に受験していました。
私はこの制度に、当時かなり救われました。
「今年ダメでも、1科目でも受かれば前進だ」。そう思えるだけで、本番への恐怖がやわらぐ。落ちても終わりではない、という逃げ道があることは、心の大きなゆとりになる。
完璧をやめて「とりあえず1科目」に絞ったら、逆にうまくいった
ここで、私自身の正直な体験を話したい。
2015年、私は4科目すべてを受験しましたが、気持ちとしては、
「理論だけは合格しよう。あとの科目は、受かればラッキー」こんな感じで受験しました。
全科目を完璧に、と気負わず、1科目に狙いを絞ったことで、不思議と気持ちに余裕が生まれ、
そして迎えた結果が・・・
主に勉強していたのは理論だったのに、実際に合格できたのは「電力・法規」の2科目だったのです。
努力した科目とは、まったく違うところで実を結んだ。正直、自分でも驚きました。
でも、これが現実で、「とりあえず全部受けておこう」という気楽な姿勢が、結果的に2科目の合格につながったのかもしれません。あのとき完璧を目指して気負い、「理論が仕上がっていないから」と受験をためらっていたら、この2科目は取れていなかったかもしれない。
完璧を狙わず、気楽に受ける。
心のゆとりがリラックスして受験することができ、本番でつまづいた時でも冷静に対応できたりする。
理論が覚えられない…そんな時に私がやったこと
最後に、一番つらかった「理論が覚えられない問題」に、私がどう向き合ったかというと、
特別な裏ワザはなかった。とにかく何度も、何度も解き直す。これに尽きる。
ただ、それだけでは行き詰まることもある。そんなとき当時私が頼ったのが、高校の教科書でした。
しかし、今ならYoutubeで解説動画や電験王などの優良サイトなどがあるため、そちらの活用をオススメします。
電験3種は、テキストの文字だけでは理解しづらい内容も多いため、丁寧に解説してくれている動画やサイト等は有効活用しましょう。行き詰まった時のストレスは小さくないため、気分転換も兼ねて、映像や音声で再学習することは理解を補う有効な手段と言えます。
完璧に覚えられなくてもいい。昨日より1問でも多く解ければ、それで前進だ。
まとめ:直前期は「完璧」より「続ける」が勝つ
最後に、この記事の要点を整理する。
- 直前期にやる気が落ちるのは普通。自分を責めなくていい
- やる気は「5分だけ・1問だけ」始めれば、後からついてくる
- 場所を変える・朝に回す、で集中は取り戻せる
- 6割で合格・科目合格制度があるから、完璧じゃなくていい
- 「とりあえず1科目」に絞ると、逆に気持ちが軽くなる
直前期は、新しいことを増やす時期ではない。今できることを、淡々と続ける時期だ。
今日できる最初の一歩は、とてもシンプルだ。
今日、5分だけ・1問だけ、過去問を解いてみてほしい。やる気はそのあとからついてくる。それが、本番までモチベーションを保つ一番の近道だ。
電験3種は、長期間にわたって恩恵を受けられる資格だ。ここまで頑張ってきたあなたなら、大丈夫。ベストを尽くして、頑張りましょう!
心から応援しています。
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そもそも勉強が続かない人は、続けるための仕組みづくりから。

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