【試験2ヶ月前】電験3種の直前対策で私がやったこと全部話します——模擬問題・電卓練習・時間配分まで

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「試験まで2ヶ月しかない」「模擬問題、一般電卓、時間配分……何から手をつければいいかわからない」──そんな焦りの中にいる、あなたへ。

大丈夫。電験三種を何年もかけて受験してきた私も、直前期の過ごし方を完全に間違えた経験がある。焦って新しい問題集を買い、あれもこれも手をつけて、結局どれも中途半端で終わった年があった。

その失敗を経て、ようやく気づいたことがある。直前の2ヶ月は「新しいことを増やす時期」ではなく、「できることを確実にする時期」だ。

そこで今回は、私が実際にやった直前対策を共有します。模擬問題の使い方、一般電卓の練習で気づいたこと、時間配分を初めて測ったときの驚き。理論から始め、科目合格リセットも経験しながら2017年に完全合格した私の、等身大の体験だ。

残り2ヶ月の過ごし方に迷っているなら、私の体験が少しでも参考になれば嬉しい。

この記事でわかること
  • 直前2ヶ月のやること・やらないことの判断基準
  • 電験3種特有の一般電卓を使った練習法(関数電卓は禁止!)
  • 模擬問題を「解くだけ」で終わらせない3つの活用ステップ
  • 90分の試験時間の配分方法とCBTのマーク機能の使い方
  • 残り日数別タイムライン(60日〜前日まで)
目次

試験2ヶ月前の正直な話——私はこの時期、何をしていたか

Q:試験2ヶ月前から本格的に準備を始めても間に合いますか?

A:間に合う。ただし「新しい範囲を増やす」のではなく、「これまでやってきた範囲を固める」方向に切り替えることが前提だ。2ヶ月前からは、知識の拡張よりアウトプットの精度と時間感覚を鍛える期間と考えてほしい。

1回目の直前期——特に試験直前を意識することなく、全部中途半端に終わった

最初の直前期、私は特に試験直前対策を意識していなかった。

過去問を解いて分からないところを再学習する勉強方法を取っていたが、試験直前にやるべきことを全く考えずに本番を迎えた。

結果は見えていた。試験当日に一般電卓に使い慣れておらず計算問題に時間がかかってしまった。

また、時間配分も考えられておらず振り返りの時間がなかったことでケアレスミスに気付けないなど、取れるはずだった点数を失い、不合格となってしまった。

2回目の直前期——「やること」より「やらないこと」を先に決めた

科目合格リセットを経験して再挑戦した年、直前期の入り方を変えてみた。

試験2ヶ月前に、まず「やらないこと」を決めた。新しい参考書は買わない 見たことのない問題には手を出さない の2つだけ。

その代わりに集中したのが、これまで解いた過去問の「解き直し」と「時間を測って解く練習」だった。知識を増やすよりも、すでに知っていることを確実にアウトプットできる状態をつくること。これが直前期の正しい方向だと、やっと気づいた。

私の直前期の切り替えポイント
  • 時期:試験2ヶ月前
  • 決めたこと:新しい参考書・問題集は一切買わない
  • 集中したこと:過去問の解き直し+時間を測って解く練習
  • 平日の勉強時間:1〜2時間(残業があっても継続)

一般電卓の練習——試験直前まで気づかなかった私の盲点

Q:一般電卓でも√(ルート)計算はできますか?

A:できる。ただし関数電卓と操作手順が違う場合があるため、必ず事前に確認してほしい。たとえば「9の√」を求める場合、関数電卓では「√→9」の順だが、一般電卓では「9→√」の順になるケースが多い。本番で操作が止まらないよう、使う電卓で事前に練習しておくことをオススメする。

電験3種は関数電卓禁止——使える電卓の条件と注意点

電験3種には、電卓に関して重要なルールがある。

電卓使用ルール(試験センター公式)
  • ✅ 使用OK:四則演算・百分率(%)・平方根(√)機能を持つ一般電卓
  • ❌ 使用NG:関数電卓・プログラム機能付き・通信機能付き

試験会場に向かう前に、手元の電卓が使用可能かを必ず確認しておこう。詳細は電気技術者試験センター公式サイトを確認してほしい。

普段と違う電卓で詰まった体験——私が直前に気づいて焦ったこと

私が経験した電卓の失敗

勉強中ずっと関数電卓を使っていたため、一般電卓の操作に慣れていなかった。直前期になって一般電卓でルート計算をしようとしたとき、操作手順が違って一瞬詰まった。「数値を先に入れてから√を押す」という手順を体で覚えていないと、本番で無駄に時間を使う。

計算の正確さより「操作の慣れ」が直前期には大事だと、このとき実感した。

おすすめの電卓練習法——普段の勉強から一般電卓だけを使う

一般電卓の練習法

今日から勉強で使う電卓を、試験当日に持っていくものだけに絞る。関数電卓を引き出しにしまって、一般電卓だけで過去問を解くようにする。これを直前の2ヶ月続ければ、本番で操作に迷うことがなくなる。

計算が遅くなったと感じても、慣れてくれば取り戻せる。試験本番で焦らないための投資だと思って、切り替えてみてほしい。

試験で使う一般電卓はシンプルで打ちやすいものをオススメする。

電験3種対応の一般電卓はこちら

模擬問題の使い方——「解くだけ」で終わらせてはいけない

Q:模擬問題は何周すればいいですか?

A:1周で十分だ。大切なのは「何周するか」ではなく「1回の模擬問題から何を学ぶか」。模擬問題の目的は知識の確認ではなく、「時間内に解く感覚」と「弱点の発見」にある。解いた後の分析と復習に、解くこと以上の時間をかけてほしい。

模擬問題を使うベストタイミングは試験2〜4週間前

模擬問題を「いつ使うか」は、意外と重要だ。

試験の2ヶ月前に使っても、まだ実力が育ちきっていないため点数が取れず、自信を失うだけで終わることがある。私は試験の2〜3週間前に使った。それくらいのタイミングが「今の実力を確認して、残り期間で修正する」という目的に合っていると感じている。

使うタイミングを決めておかないと、「いつかやろう」と先延ばしにして、結局本番直前に焦ることになる。今すぐ残り日数を確認して、使う週を決めてしまおう。

解いた後に私がやっていた3つのこと

模擬問題は「解くだけ」では半分しか活用できていない。

  • ①時間を必ず計測して記録する(点数より「時間内に終わったか」を確認)
  • ②解けなかった問題の「分野」を記録して直前の集中復習リストに加える
  • ③翌日と3日後に、間違えた問題だけを再度解く(定着確認)

この3つをやるだけで、模擬問題の価値が大きく変わる。

市販の模擬問題集 vs 過去問の本番形式活用

種類メリット向いている時期
市販の模擬問題集未見問題で本番感覚を試せる残り1ヶ月前後
過去問を時間計測で解く実績ある問題で実力を確認できる残り2ヶ月〜1ヶ月

私は直前期には「過去問を本番形式で解く」ほうを選んだ。確実に解けるはずの問題を時間内に解き切れるかを確認するほうが、直前期の本番準備に向いていると感じたからだ。

市販の模擬問題集を使う場合は、実際の試験に近い形式のものをオススメする。

電験3種 模擬問題集はこちら

回答時間の確認——初めて測ったとき、想像と全然違った

Q:時間が足りなくなりそうな問題はどれを捨てればいいですか?

A:計算量が多い割に得点効率が低い問題と、自分の苦手分野の応用問題を優先して飛ばしてほしい。電験3種は60点以上が合格ライン。全問正解を目指す試験ではないため、「確実に取れる問題を落とさない」ことが「難問を解く」より合格に直結する。

電験3種CBTの時間配分の目安——90分をどう割り振るか

時間配分の基本ルール
  • 試験時間:各科目 90分
  • 問題数:理論・電力・機械 17問(A問題14問+B問題3問)/法規 13問(A問題10問+B問題3問)
  • 1問あたりの目安:理論・電力・機械 約5分/法規 約7分
  • 私が決めていたルール:「2分考えてわからなければ飛ばす」
  • 知識問題:30秒〜1分で解答 → 計算問題に時間を確保する

全問を均等に扱おうとすると、難しい1問に時間を使いすぎて、解けるはずの問題まで時間切れになる。解ける問題から先に取る。これが時間配分の優先順位だ。

初めて時間を測って解いたとき——私が気づいた科目ごとの差

私が時間計測で気づいたこと

「90分もあれば余裕で解けるだろう」と思っていた。ところが機械科目では計算量が多い問題に詰まり、終盤になってから「あと10分しかない」と気づいて焦った。逆に法規科目は時間が余りすぎる状態だった。科目によって時間感覚がまったく違うことを、計測して初めて実感した。

CBT方式の「見直しマーク機能」を使った時間管理

CBT試験には、解答に自信がない問題にフラグを立てて後から見直せる機能がある。

活用の流れはシンプルだ。1周目で解ける問題を確実に解く 自信がない問題にはマークだけして飛ばす 2周目でマークした問題に集中する。この流れさえ覚えておけば、本番でパニックになることはない。

この機能を事前に知らずに本番を迎えると、「飛ばした問題に戻れるのか?」と試験中に焦ることになる。試験センターの案内ページで、CBT試験の操作方法を事前に確認しておこう。

直前2ヶ月のタイムライン——今の私クラゲが当時の自分に渡したいスケジュール

残り60〜30日:本番感覚を作る期間

  • 今日から電卓を一般電卓だけに切り替える
  • 過去問を「時間を測って」解く習慣をつける
  • 解いた問題の「分野別の正答率」を記録する
  • 新しい参考書・問題集は購入しない

残り30〜14日:弱点を見つけて絞り込む期間

  • 模擬問題を時間計測で本番形式で実施する
  • 解けなかった問題の分野を記録して「弱点リスト」を作る
  • 弱点リストと頻出分野を照合して残り期間の優先度を決める
  • 点数で一喜一憂しない(目的は時間感覚と弱点発見)

残り14日〜前日:新しいことは一切やらない

  • 弱点リストの頻出分野のみを繰り返し解く
  • 試験会場・当日の持ち物・使用電卓を最終確認する
  • 見たことのない問題・分野には手を出さない
直前2ヶ月 やること・やらないことリスト
時期やることやらないこと
残り60〜30日一般電卓に切替/時間計測で過去問新参考書・新分野の着手
残り30〜14日模擬問題(時間計測)/弱点リスト作成点数で一喜一憂
残り14日〜前日弱点の頻出分野のみ復習/持ち物確認未見問題への挑戦

まとめ

〜この記事のまとめ〜
  • 直前2ヶ月は「新しいことを増やす」時期ではない。できることを確実にする時期だ。
  • 一般電卓の練習は意識的にやらないと間に合わない。今日から一般電卓だけを使う習慣に切り替えてほしい。
  • 模擬問題の目的は「点数確認」ではなく「時間感覚の習得」と「弱点発見」。解いた後の分析に時間をかけよう。
  • 時間配分は事前に決めておく。「2分考えてわからなければ飛ばす」というルールを、本番前に体に染み込ませておこう。
  • 残り14日からは、新しい問題に手を出さない。これが直前期の最難関だ。

今日からできる最初の一手を一つだけ伝える。

手元の一般電卓を取り出して、過去問を1問だけ、時間を測りながら解いてみてほしい。

それだけでいい。点数は気にしなくていい。何分かかったかを確認するだけでいい。「時間を測って解く」という感覚を今日から体に入れておくことが、2ヶ月後の本番につながる。

あなたの残り2ヶ月を、心から応援している。

社会人として電験3種に向き合う勉強スケジュールについては、こちらの記事も参考にしてほしい。

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著者

2017年 電験3種取得🔥

高校生の時に電験3種を初受験→不合格で挫折を経験
スキルアップのため、再度奮起して2015年に再受験→2科目合格
2016年→1科目合格
2017年→1科目合格で念願の電験3種取得
仕事は、電気設備管理業務に従事

現場で働くサラリーマンが、執念の電験3種合格までのロードマップについて発信しています。

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