電験三種のモチベーションが上がらない時の対処法10選【独学600時間で合格した私の実体験】

「今日はどうしても勉強する気になれない」「過去問を開くのが億劫になってきた」──そんな停滞の中にいる、あなたへ。

大丈夫。

モチベーションが下がるのは、あなたの意志が弱いからではない。電験三種は合格まで1,000時間前後かかると言われる長期戦の資格であり、やる気が切れるのは誰にでも起こる自然な現象だ。

かく言う私も、働きながら3年間・約600時間かけて合格しましたが、やる気に満ちた日の方が少なかったです。それどころか、一度は勉強から完全に離れ、せっかくの科目合格をリセットした経験もあります。

そこで今回は、そんな私が実際にやっていた対処法を中心に、モチベーションが上がらない時の「対処法10選」を紹介します。

すぐ効く応急処置と、やる気に頼らない仕組みづくりの両方を揃えたので、読み終わる頃には「今日はこれを試そう」という一手が見つかるはずです。

この記事で分かること
  • モチベーションが落ちるのは「全員に起こる自然な現象」である理由
  • 独学600時間で合格した筆者が実際にやっていた対処法(実践の○×も正直に公開)
  • すぐ効く「応急処置」と、やる気に頼らない「仕組み」の使い分け
目次

電験三種でモチベーションが落ちるのは当たり前?→はい、合格者も全員通る道です

Q:勉強のモチベーションが下がるのは自分だけですか?

A:いいえ、普通です。電験三種は合格まで1,000時間前後かかる長期戦の資格であり、やる気の波は誰にでも起こります。私も合格までの3年間、やる気に満ちた日の方が少なかったです。

私が一番やる気を失ったのは「勉強開始1ヶ月後」だった

意外に思うかもしれないが、モチベーションが一番落ちるのは試験に落ちた直後ではない

私の場合

一番つらかったのは勉強を始めて1ヶ月ほど経った頃。過去問を解いていて、前に間違えた問題をまた間違えた時に「1ヶ月やったのに、全然定着していない……」と、机に向かう気力が一気になくなりました。

ちなみに試験直後は、達成感があるうえ次の試験まで期間が空くので、意外とモチベーションは下がりませんでした。(当時は年1回受験の時代)

危険なのは、成果がまだ見えない「序盤の停滞感」なのだ。

モチベーションは「上げる」より「下がった時の手札を持つ」

やる気を気合で上げようとしても、長くは続かない。

大事なのは、下がるのを前提にして「下がった時にどうするか」の手札を増やしておくことだ。手札が多いほど、勉強がゼロになる日を減らせる。

この後の10選から、あなたに合いそうなものを1〜2個ストックしておいてください。

電験三種のモチベーションが上がらない時の対処法10選【一覧】

Q:10個すべてやる必要がありますか?

A:ありません。まず気になった1〜2個から試せば十分です。すぐ効く「応急処置タイプ」と、やる気に頼らない「仕組みタイプ」を1つずつ持っておくのがオススメです。

No.対処法タイプ
受験動機を思い出す+合格後の未来をイメージ仕組み
累計勉強時間を振り返る+アプリで記録仕組み
ポモドーロタイマーで「25分だけ」やる応急処置
場所を変える(カフェがオススメ)応急処置
カフェインの摂取+ご褒美の設定応急処置
受験仲間と過去問の点数を競う+SNS発信仕組み
得意科目・簡単な問題に切り替える応急処置
思い切って休む・軽い運動をする応急処置
動画教材で「楽な勉強」に切り替える応急処置
勉強の始め方を自動化する仕組み

【対処法①〜⑩】合格者が実際にやっていたモチベーション対策

やる気が出ない日は、勉強を休んだ方がいいですか?

まずは「ハードルを下げて少しだけやる」を試してみてください。25分だけ、得意科目だけ、動画を見るだけでも立派な勉強です。それでもダメな日は、思い切って休んでいい(対処法⑧)。

①受験動機を思い出し、合格後の未来を具体的にイメージする

やる気の源泉は、結局「なぜ受験しようと思ったのか」に戻ってくる。

資格手当が欲しい、転職の武器にしたい、仕事の幅を広げたい──動機はなんでもいい。

ただし「動機が強いほど効く」ので、自分の中で強い動機を整理しておくことがオススメ。

さらに、動機とセットで合格後の未来を具体的に思い浮かべると効果アップ。「合格したら手当が月〇円つく」「電気主任技術者として選任される」など、未来の解像度が上がるほど、いま机に向かう理由がはっきりします。

②これまでの累計勉強時間を振り返る+記録アプリで可視化する

「ここでやめたら、今までの努力が全部ムダになる」──サンクコスト効果とも呼ばれるこの心理は、モチベーション維持の強力な味方になる。

※サンクコスト効果:すでに投じた費用や労力を惜しんで、中断することに抵抗感を感じる現象

私の場合

厳密な記録はつけず、「平日1時間+休日2時間だから、もう〇時間くらいやったな」とざっくり概算で振り返るだけ。それでも「積み上げてきた時間を捨てられない」という気持ちは十分に湧いてきました。

今なら、Studyplusなどの勉強記録アプリ(基本無料)を使えば、積み上げた時間がグラフで自動的に見えるようになる。(2026年7月時点)

数字が積み上がっていく画面は、それ自体がやる気の燃料になるはずです。

くわしい勉強時間の目安や配分については、下の記事で詳しく解説しています。

③ポモドーロタイマーで「25分だけ」勉強する

やる気が出ない日にまずオススメしたいのが、「25分勉強+5分休憩」を繰り返すポモドーロ・テクニックだ。

ポイントは、25分という「終わりが見えている」こと。1時間はムリでも、25分ならなんとか座れます。

そして不思議なもので、やる気は始めた後にやってくる。最初の25分が終わる頃には脳が勉強モードに切り替わっていて、「もう1セットやるか」となる日が多かったです。

どうしても腰が重い日は「とりあえず5分だけ」でもいい。小さく始めることが重要です!

④勉強する場所を変える(カフェがオススメ)

家で集中できないなら、場所を変えるのが手っ取り早い。

私クラゲは休日、ほとんどカフェで勉強していました。1回あたり2〜3時間。適度な雑音と「お金を払った」という感覚のおかげで、家より明らかに集中できていたと思います。

店選びのコツは2つ。

移動に時間がかからない最寄りの店 そして 照明や椅子に違和感のない店・席

行くまでのハードルが低く、長時間座っても疲れない店を「いつもの勉強場所」にしてしまうのがオススメです。

⑤カフェインの摂取+ご褒美を設定する

正直に言うと、積極的にはオススメしにくい方法だ。それでも私には効果があったので、注意点とセットで紹介します。

私の場合、休日など長時間勉強する時は、エナジードリンクを1日1本だけ飲んでいました。

マイルールは「朝イチと夜19時以降は飲まない」。睡眠に響くと翌日の勉強まで崩れるからです。

カフェインの摂りすぎに注意

カフェインの過剰摂取は健康リスクがあります。米国FDAや欧州食品安全機関に加え、農林水産省・食品安全委員会も、健康な成人で1日400mgまで(コーヒー約3杯分)を目安として紹介しています。(2026年7月時点。農林水産省の解説ページ

「勉強した日だけ好きな飲み物や食べ物を買っていい」というご褒美ルールでも効果があると思います。

⑥受験仲間を作って過去問の点数を競う+SNSで勉強を発信する

一人で戦わない。これも立派な対処法だ。

私の場合、同じ時期に受験する会社の同僚が2人いたので、「〇年の理論、△点だった」と過去問の点数を報告し合っていました。相手の点数が良いと悔しくて、自然と机に向かえたのを覚えています。

身近に仲間がいない場合は、SNSで勉強記録を発信するのも今どきの方法だと思う。同じ電験受験生をフォローするだけでも、「みんなやってるな」という良い刺激になるはずです。

過去問が必要な場合は、過去問道場を活用してください。

⑦得意科目・簡単な問題に切り替えてハードルを下げる

苦手科目に向かう気力がない日は、得意科目に逃げていい

大事なのは「今日はゼロだった」という日を作らないことだ。

とはいえ受験が進むと、残っているのは苦手科目だけになる。私も残り2科目になった頃は苦手分野ばかりでした。そこでやっていたのが、同じ科目の中でハードルを下げる工夫。計算問題をやる気力がない日は、暗記系や文章問題だけをやる、という具合です。

「科目を替える」がムリなら「単元を替える」。逃げ場は意外とたくさんあります。

⑧思い切って休む・軽い運動をする

何をやってもダメな日は、ある。

そういう日は思い切って休んでしまうのも、長期戦では正しい選択だと思う。散歩や軽い筋トレで体を動かすと、頭がスッキリして翌日の勉強に戻りやすくなります。

大事なのは、休んだ自分を責めないこと。1日休んでも、積み上げた勉強時間は消えません。(対処法②を思い出してください)

⑨動画教材で「楽な勉強」に切り替える

机に向かう気力はないけど、何もしないのは不安──そんな日は、動画教材を「見るだけ」でもいい。

私の受験当時(2015〜2017年)は動画教材がほとんどなく、この方法は使えませんでした。しかし今はYouTubeなどで質の高い解説動画が無料で見られる時代。正直、うらやましいです。

無料で使える教材については、下の記事でも紹介しています。

ソファに寝転んで見るだけでも、ゼロよりはるかに前進している。「今日は動画の日」と割り切ってしまうのも、立派なモチベーション対策です。

⑩勉強の始め方を自動化する(いつもの椅子=勉強開始の合図)

最後は、そもそも「やる気に頼らない」ための仕組みづくりだ。

行動を毎日同じパターンに固定すると、やる気があってもなくても体が勝手に動くようになる。

私の場合

朝6時に起きて早めに出社し、会社の席に座ったらノートと過去問を開く──これを毎日のルーティンにしていました。「席に座る=勉強開始の合図」になってからは、始めるかどうかを悩む時間そのものがなくなりました。

いつもの椅子、いつもの時間、いつもの1ページ目。始め方を固定することが、モチベーションに左右されない一番の近道だと思います。

まとめ:モチベーションは「気合」ではなく「手札の数」で守る

最後に、この記事の要点をまとめます。

〜この記事のまとめ〜
  • モチベーションが下がるのは異常ではなく、長期戦の電験三種では全員に起こる自然な現象
  • 一番危険なのは、成果が見えない「勉強開始1ヶ月頃」の停滞感
  • やる気は「上げる」のではなく、下がった時の「手札」を増やして守る
  • すぐ効く応急処置(25分だけ・場所を変える・得意科目に逃げる)と、やる気に頼らない仕組み(記録・仲間・ルーティン化)を1つずつ持っておく
  • 何をやってもダメな日は、休んでいい

やる気に満ちた日の方が少なかった私でも、手札を増やすことで3年間走り切れました。あなたにもきっとできます。

まずは今日、この中から1つだけ試してみてください。帰りにカフェに寄る、寝る前に25分だけやる──それが最初の一歩です。

勉強を再開する気力が湧いてきたら、こちらの記事もどうぞ。

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あなたの合格を、心から応援しています。

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著者

2017年 電験3種取得🔥

高校生の時に電験3種を初受験→不合格で挫折を経験
スキルアップのため、再度奮起して2015年に再受験→2科目合格
2016年→1科目合格
2017年→1科目合格で念願の電験3種取得
仕事は、電気設備管理業務に従事

現場で働くサラリーマンが、執念の電験3種合格までのロードマップについて発信しています。

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