「社会人でも電験3種って本当に受かるの?」
「30代・40代では、もう遅いんじゃないか……」
受験を考え始めたとき、私でも合格できるか不安でした。
仕事をしながら500〜1000時間とも言われる勉強をこなすのは、現実的なのだろうか。
若い人が有利なんじゃないか。今から始めても意味があるのか。
この記事では、電気技術者試験センターの公式データをもとに、受験者の年齢層・合格者の実態を整理します。
また、私自身が働きながら合格するために意識したことをお伝えします。
- 電験3種の受験者の95%以上が社会人であること(公式データ)
- 受験者の平均年齢は34.2歳——30代・40代は決して遅くないこと
- 働きながら平日1〜2時間・3年間で合格した著者の実録
- 社会人だからこそ有利な理由と、現実的な勉強スケジュール
電験3種は社会人でも合格できる?→ 受験者データから読み解く

電験3種というと「難関資格」というイメージが先行しがちです。
しかし実際のデータを見ると、その印象が少し変わります。
電気技術者試験センターが公表している「令和7年度受験者実態調査」によると、受験者に占める学生の比率はわずか4.2%。
残りの95.8%は社会人・卒業生。
電験3種は、働きながら受験している人がほとんどの試験なのです。
平均年齢は34.2歳
受験者の平均年齢は34.2歳です(令和7 年度実態調査より)。
ボリュームゾーンは20代ですが、30代・40代も一定数います。
「自分には無理」と感じていても、同じ年代で挑戦している人は確実にいます。
- 受験者に占める学生の比率:4.2%(社会人・卒業生が95.8%)
- 平均年齢:34.2歳
- 受験者のボリュームゾーン:20代・30代
受験者の勤務先トップは「ビル管理・メンテナンス会社」
同調査によると、受験者の勤務先で最も多いのは「ビル管理・メンテナンス・商業施設保守会社」です。
次いで「電気工事会社」「電気機器製造会社」「電力会社」と続きます。
つまり、電気の現場で働きながら資格を目指している人が主流です。
「仕事しながら受験している」のは、決して特別なことではありません。

※グラフからの読み取りのため、数値に多少の誤差があります。
30代・40代からでは遅すぎるのか?
「若い頃の方が暗記力がある」は確かです。
でも電験3種の試験は、純粋な暗記力より「理解と反復」が合否を分けます。
また、昇進や転職など明確な目的を持つことで、モチベーションを維持し勉強を継続しやすいです。
30代・40代が描ける現実的なスケジュール
電験3種は4科目(理論・電力・機械・法規)の試験で、年2回受験できます。
科目合格制度を使えば、合格した科目は最大5回分(約2年)持ち越せます。
30代・40代の社会人なら、時間はないけど予算には余裕があるケースが多いため、2〜3年計画で1〜2科目ずつ積み上げるのが現実的です。
焦って全科目同時合格を狙うより、科目を絞って確実に積み上げる方がペースを維持しやすいです。
科目合格制度を使えば、忙しい社会人でも積み上げられる
私自身も科目合格制度を活用しながら合格しました。
- 2015年:電力・法規 合格
- 2016年:理論 合格
- 2017年:機械 合格 → 電験3種 完全合格
「全部一度に合格しないといけない」と思う必要はありません。
1年に1〜2科目ずつ積み重ねていく方が、生活リズムを崩さずに続けられます。
働きながら3年で合格した勉強ペース
私の受験歴を全公開
高校生のとき、朝の補習(1.5時間×半年間)で電力と法規の2科目奇跡の合格。
しかし翌年から熱が冷めてしまい、数年間は受験から離れてしまいます。科目合格はリセット——当時は相当後悔しました。
その後、2015年に受験を再開しました。
| 年 | 受験結果 |
|---|---|
| 高校生 | 電力・法規 合格 → その後リセット |
| 2015年 | 電力・法規 合格 |
| 2016年 | 理論 合格 |
| 2017年 | 機械 合格 → 完全合格 |
リセットを経験した私でも合格できたので、途中で一度諦めた方にも「もう一度やれる」と伝えたいです。
私の1週間の勉強スケジュール

- 平日:1〜2時間(帰宅後・通勤時間を活用)
- 土日:どちらか一方を2時間
- 週の合計:7〜10時間
仕事が終わった平日は1〜2時間、土日はどちらか一方を2時間あてていました。
週の合計でだいたい7〜10時間です。
〜勉強方法〜

〜勉強スケジュール詳細〜

〜おすすめ参考書〜

社会人だからこそ有利な3つの理由
試験勉強において社会人が学生より不利な点は「時間の少なさ」です。
でも逆に有利な点もあります。
① 目的意識が明確
社会人が電験3種を目指す理由はほぼ決まっています。
「キャリアアップのため」「資格手当が欲しい」「転職を有利にしたい」——目的がはっきりしていると、しんどい時期でも続けられます。
「なんとなく勉強する学生」より、「明確な理由がある社会人」の方が継続力で勝てる場面は多いです。
② 仕事の経験が理解を助ける
電気設備の仕事や電気工事に携わっている方は、教科書の内容が実感と結びつきやすいです。
「これ、現場で見たことある」という感覚は、理解のスピードを上げてくれます。
私自身も、仕事で触れていた電気設備の知識が、電力科目の理解に役立ちました。
③ 習慣化が得意
社会人は仕事のルーティンで「毎日同じことを続ける」ことに慣れています。
勉強もルーティンに組み込んでしまえば、学生より継続しやすい面があります。
私の場合、「通勤時間に過去問を1問解く」を習慣にしたことで、短い時間でも積み上げられました。
- ① 目的意識が明確——「なぜ取るか」がはっきりしているから続けられる
- ② 仕事経験が理解を助ける——現場の知識が電力・法規科目の理解に直結
- ③ 習慣化が得意——仕事のルーティンに勉強を組み込みやすい
まとめ
- 受験者の9割以上が社会人。平均年齢は34.2歳(公式データ)
- 30代・40代での合格は可能。年齢よりも「習慣を作れるか」が大事
- 科目合格制度を使えば2〜3年計画で積み上げられる
- 平日1〜2時間・休日2時間・週10時間前後が一つの目安
- 社会人は「目的意識・仕事経験・習慣化」の点で有利な面もある
「遅いかもしれない」と思っているなら、データが証明しています!『合格者の主役は社会人です。』
この記事を読んで、「自分と同じ状況の人が合格している」という実感と、「じゃあ自分もやってみよう」という気持ちが少し生まれれば嬉しいです。
まずは、試験日を確認するところから始めてみてください!
あなたが一歩を踏み出す日を、心から応援しています。
