
電力会社乗り換えしたのに電気代が高くなったなんて失敗したくないよ〜



そうだよね。電気料金の分かりづらさを利用した悪質な業者もいるから、本当に気を付けてほしいんだ。
実際に私が体験した事例も含めて、よくある失敗事例をまとめてみたので、電力会社乗り換えで失敗したくない方は、参考にしてほしい
- 初めての電力会社乗り換えでも電気代を安くできる
- 失敗事例を知ることで、騙されずに済む
ケース1.コンサル型乗り換え


内容
これは実際に私が電気チョイスというサービスを利用した際に体験した失敗談だが、
電気チョイスという乗り換えサービスは、コンサル型となっており、
担当者から電気の使用状況について聞き取りを受け、その内容に応じたおすすめの電力会社を紹介してくれるサービスとなっている。
おすすめされた電力会社は、「株式会社ストエネ」という聞いたことがない会社を紹介された。
送られた資料を見てみると電気料金単価が記載されており、現在の契約と見比べてみると安く、これでいいかな!と思った。
しかし、記載されていたのは電力料金単価のみで、燃料費調整額などの変動する単価について記載がなかったため、担当者へ問い合わせをしてみたところ、「燃料費調整額等は毎月価格が変わるため提示できない」といった内容だった。
そこで、「前月の実績値で計算をしてほしい」と伝えると、それはできないとの一点張りで、対応も雑になっていった。
対策
乗り換えを初めてする方など、どのように電気料金プランを確認したらいいか全く検討もつかない方は、コンサル型プランが魅力的だと思うが、このような業者も存在するため、以下のような対策を取ってほしい
①知識をつける
電気料金の内訳について知ることで、詐欺商品であるか判断できるため、この記事を参考にサクッと学んでほしい


②自分が支払う電気代が安くなるのか聞く
シンプルで一番効果的な質問が、「自分が支払う電気代が安くなるのか?」と聞いてみよう。
前月までの実績を元に、支払う電気代の総額が安くなるのか聞くことで、隠されたコストをあぶり出すことができる。
話を変えたり、対応が難しいと言われた場合は、その業者での乗り換えは避けた方が良いだろう。
ケース2.解約金


内容
乗り換えをする電力会社によっては、『契約から◯ヶ月以内での解約をする際は、解約金◯万円が発生します』など、解約金が設定されているケースがある。
解約金の存在を知らずに契約し、せっかく乗り換えをしたが電気代が高くなってしまった。
すぐに解約しよう!と焦って乗り換えをしたら、さらに解約金が発生した。
といった踏んだり蹴ったりな状況に陥らないようにしてほしい。
対策
解約金は様々な契約で使われる分かりやすいペナルティだが、見逃しがちな契約内容であるため、気を抜かずにしっかりと確認。
また、もしすでに契約している方も冷静に損失金額を計算し、最小限のタイミングで解約をしてほしい
①解約金を有無を事前に確認
解約金の有無は重要な契約情報なため、分かりやすいところに記載があるはずだが、悪徳な業者ほどわかりづらく記載されている傾向のため、ほんとに気をつけてほしい
今ではほとんど解約金がないの電力会社が多いが、参考として解約金がある電力会社は、ソフトバンクでんきやENEOSでんきなどの一部プランで解約金が発生する。
②損失額が最小限のタイミングで解約
もし解約金があることに気づいた場合には、焦って解約せず、解約金の金額と月々の電気料金の差額を見比べて最小限の損失となるようなタイミングを見極めよう。
例えば、解約金が2万円(契約開始から半年以内で解約の場合)
月々の電気料金が2000円高くなるプランだったとしよう。
契約から2ヶ月目に、電気料金が高くなっていることに気づいたため、即解約をしたら
電気料金は2000円×2ヶ月の4000円多く支払うことと、解約金の20000円で、合計24000円の支払いとなる。
この事例で最適なタイミングは、6ヶ月経過後解約金を支払わなくていいタイミングとなる。
電気料金2000円×6ヶ月の12000円の支払いで、即解約時の24000円と比べると半額の損失となっている。
月々の電気料金は使用料によって変わるため、簡単に計算はできないと思うが、前年や前月の実績などを参考にして、最小限の損失にしてほしい
ケース3.プラン自動切り替え


内容
こちらは実際に私が契約しているオクトパスエナジーで見かけた内容になるが、
オクトパスエナジーの契約プランの中に、シンプルオクトパスプランという基本料金が0円で、電気の使用量に応じた電力料金のみのプランがある。
こちらのプランで見積もりをして、電気代が安くなると確認して契約。
1年後、同社のグリーンオクトパスプランという基本料金がかかる別のプランに自動的に変更されるという契約内容であった。
対策
①契約内容の事前確認
やはり、契約内容はしっかりと確認した上で契約することが重要だ。
こちらを見逃して契約すると、1年後の知らず知らずのうちに、別の料金に変更され電気代が高くなってしまうなんてことにならないように注意していただきたい。
②契約時に確認
契約内容について、全文読むことが面倒な方は、契約先へ問い合わせをすることをオススメする
残念ながら新電力は人がいる窓口があるところは少ないため、電話での問い合わせになる可能性が高いが、聞かずに損するよりマシ。
電話で、契約時に気をつけることや、損する可能性があるネガティブな情報について、直接話を聞くことでリスクを炙り出しておこう。
まとめ
失敗事例を3つほど紹介したが、これ以外にも失敗リスクが存在することは頭に入れていてほしい。
だけど、どんな契約でも説明事項に記載されているし、担当者に電話したら説明する責任があるため、納得できるまで確認してほしい。
とはいえ、ある程度のリスクは承知の上で、一度乗り換えをしてしまうのも一つの手だ。
あんまり深く悩みすぎて、乗り換えしない方が損する可能性もあるため、リスクと効果を見比べてサクッと乗り換えをしてみることがオススメだ。
解約金がなければ、いつでも乗り換えでき、最悪の場合は元の電力会社に戻せばいいのだ。
ぜひこの記事を参考に、乗り換えに挑戦してみてほしい!
では