
「電験三種、気になるけど何から手をつけていいかわからないな…」



確かに4科目もあるから、何から始めたらいいか分からないよね。
でも、大丈夫!まず、理論の過去問から始めるとスムーズに学べて、効率的だよ!!
電験3種を取得しよう!と決めたものの、勉強の仕方、スケジュールの組み方、リソースなど、考えることがたくさんあり、何から始めたらいいか分からない。
そんなあなたに向けて、電験合格者の実体験をもとに“最初の一歩”を解説します。
- 電験3種合格に向けて、まず何から始めたらいいか分かる
- スタートダッシュを決めることができ、合格の確率がグーーんと上がる
あなたがまずやるべきことは
結論を先に言うと
まずは、理論科目の過去問を、ざっくり解いてみよう!
過去問はコチラ
おそらくさっぱり解けないと思うが、気にせずにザーッとひと通り解いてみよう!
その理由とは
理論科目の過去問を解くことには、3つの明確な理由がある。
①試験の傾向を掴む
資格試験において大切なのが傾向分析。
理論の過去問を解いてみると、
- 問題数は、全18問(内問17、18は選択問題)
- 解答方式は、5択の選択問題形式
- 全体の8〜9割が計算問題
といった感じで出題形式やレベル感などが掴めてくる。
これらの傾向を掴んでおくことで、『数学のレベルはそこまで必要ないなー』とか、『選択問題形式だから完全に答えを導き出せなくてもいいのかな』などの、自分なりのさじ加減ができてくる。
初めて過去問を解いた時にそんなに傾向なんて分からないと思うが、
自分なりに過去問に対しての感じたことや客観的事実を言語化してみることで、少しずつコツが掴めてくるので、やってみてほしい。
『過去問は、傾向を掴むために解いている』このことを理解しているか否かで大きく成果は変わってくるし、
傾向を掴むことこそが、学習範囲と内容の理解度を絞ることができ、合格への近道なのだ。
②学習順番1番目は理論科目
勉強順番は、理論科目から始めることがオススメ。
理由としては、
1.電験3種の試験には科目合格制度があるため、難易度が高い科目から取得するほうが良い。
ちなみに難易度は、機械→理論→電力→法規 となっている。
2.電気計算に関する基礎が学べるのが理論科目
電気計算の基礎を先に学ぶことで、その他の科目でスムーズに計算問題を理解できる。
1だけの理由でいうと、機械から勉強を始めることになるが、
2の、理論科目で電気計算の基礎を学ぶことを踏まえると、
勉強順は、理論→機械→電力→法規 の順番がオススメとなる。
③自分の理解度が分かる
電験3種合格に向けた勉強スケジュールを計画する上で、自分の理解度を把握することが重要となる。
例えば、過去問を解いて点数が20点以下の人が、過去問を複数回解いても、分からない内容が多すぎて非効率な勉強となる。
過去問によって自分の理解度が低いことが分かった場合は、基礎的な部分から理解が必要となるため、参考書を使って一通り基礎学習をすることが必要ということが分かるのだ。
逆に、40点以上の理解度がある場合は、ひたすら過去問を解いて間違えたところに絞って再学習をすることが、効率的な勉強と言える。
学習環境の準備について
次にやることは、自分に合った勉強環境の準備となる。
- 勉強用具
- 過去問
- 学習教材
準備する勉強用具について
勉強用具は、最低限として筆記用具とノート、電卓。
さらに効率的な勉強用具としてオススメが、iPadだ。
iPadを一台持っていれば、筆記用具や過去問、参考書などを持ち歩く必要がないため、学習環境を変えたり、ちょっとした時間に勉強ができるなど、メリットだらけ。
ノートと教材を1つのiPadで使う場合は、圧倒的に13インチがおすすめ
iPadProの中古か、思い切ってiPadAirの新品もあり。
過去問について
過去問については、電気技術者試験センターに無料掲載してあり、
解説については、webサイト(電験王)やyoutubeでの過去問解説チャンネル(aki塾長など)で、無料公開されているもので十分だと考える。
どうしても文字や動画だけだと分かりづらく、人に教えてほしい!という方は、有料の通信講座などを利用すると、効率的に学習を進める事ができるだろう。
学習教材について
基本的には、参考書で十分だと考える。
オススメの参考書については、別途記事で詳細な解説をしたいと思うが、こちらのこれだけシリーズがオススメとなる。
ただし、全科目のまとめ買いはオススメしない。
それは、自分に合うかどうかは実際に使ってみないと分からないことと、
分割取得をする可能性があり、次回の試験を受ける時には最新の参考書が発売される可能性があるため、
勉強する科目ごとに、1冊ずつ購入していくことを推奨する。
あなたが今からやることまとめ
電験3種を取得しよう!と決めたら、まずは最初にやるべきことは、『理論の過去問を解く!』
過去問はコチラ
解けなくてもOK!『傾向を掴む』ことを意識的にやってみることが目的なので。
- 過去問から出題の傾向を掴む
- 電験の入口 理論から学ぶ
- 自分の実力を知る
そして、次に学習環境の整備
- 勉強用具の準備(筆記用具、電卓+iPad)
- 過去問(問題と回答は、電気技術者試験センターから、解説はwebサイトやyoutube)
- 学習教材(参考書:これだけシリーズ)
まずやるべきことをサクッと取り掛かり、合格に向けロケットスタートを切ろう!


